またロックダウンするのかな・・・とか、
徐々に厳しくなってきてます。


・同志少女よ、敵を撃て/逢坂冬馬

アガサ・クリスティー賞とのこと。長編。
相当?評判が良いようで、ネタバレをかい潜って
なんとか読了。第二次世界大戦の独ソ戦の話。
美少女兵達に美女教官(指揮官)、復讐譚であり、
スナイパーもの ということで、ウケそうな設定
からの、そんな生易しいもんじゃねーよって
いう感じで、フィクションとリアルが絶妙とは
言えないのかもしれないが、微妙なバランスの
なかなかに後をひく作品 だったかな。

中盤の衝撃展開から、後半 登場人物たちの死亡
フラグ立ちまくりに、ウルウルきちゃいました。
カバー折り返しのあらすじに、「”真の敵”
とは?」って書いてあるんだけど、それ読まな
ければ、ものすごく面白かったと思う。
余計な一文で、ちょっと残念。

エピローグ前に語られる 戦争と女性の悲劇と
いうか、その事実に、個人的には 消化できない
というか、こういうのは本当に後をひく。
読んでて 章の区切りがイマイチだなと思って
たのだが、それがわざとだとすると、それは
それで凄いなあと、どっちだったのかな。
あとは、日本人が書く海外モノって、登場人物
たちの心情がどこまでリアルに描けてるのか、
気になるところです。
まあしかし、小説読むって楽しいですね。


・地獄の楽しみ方 17歳の特別教室/京極夏彦

中高生への講演?のノベライズ。
まあ、この前読んだ本と似たような内容だった
ので、どうかな、もし自分が高校生くらいで、
この話聞いていたら、人生変わってただろうか?
まあ、時代が違うか・・・
(すみません、まだyoutube見てません~)。


・科学するブッダ 犀の角たち/佐々木閑

ノンフィクション。科学と仏教の類似点は、偶然
であり、そんなことはない という話を読みたく
て読んでみたのだが、そこにはあまり触れられて
いなく、物理学・進化論・数学・釈迦の仏教・
大乗仏教 の話。

物理学・進化論・数学、それぞれ その転換点
(パラダイムシフトって書いてあります)は、
”神の視点”から”人間の視点”への移行である
ということで、まあ、西洋のキリスト教社会の
宗教(神様?)の精神的縛りが相当凄かったの
だろうなと、なかなかに興味深かったです。
各学問の歴史もちょっと齧れたし。
釈迦の仏教・大乗仏教も、昔習ったことあるの
かなとか、ちょっと懐かしくもあった。


・読書する人だけがたどり着ける場所/齋藤孝

ノンフィクション。
胡散臭いタイトルに、そんな場所あるかいなーと
読んでみたが、内容は手を変え品を変え、一生
懸命 読書を勧めてるという感じで、なんか健気
な気がした。

気になったところ?気にいったところ?は、メモ
に書き出すべし というのは、その通りだと思う
が、なんせ無精者なので 年に1回するかしないか
かなあ。小説のクライマックスは音読するといい
とかもあって、面白そうだが こっぱずかしい
かな。

お薦め本リストは、確かにちょっと読んでみたい
ものがある。しかしながら、「カラマーゾフの
兄弟」・・・って読書界のエベレストちゃうのん
?って気もするが、どうなんでしょ?
(偏見です)。


・一万円選書/岩田徹

ノンフィクション。北海道の小書店の人の話。
なんか、指定のアンケート(カルテ)にいろいろ
書いて送ると、だいたいトータル 一万円分くらい
で 本を十数冊 選んでくれるとのこと。現在は
注文殺到で毎月の抽選になってるらしい。

そこまできた経緯が語られており、一万円選書と
いう売り方は、書店の生き残りというよりは、
新しい本屋の形? あるいは 本来の本屋の役目?
みたいな感じなのかな。
まあ、選ぶ本は癒し系 または 人生の示唆系
っぽい感じが多そうで、ちょっとパターン化
されてもいそうだけど、店頭にもお薦めの本しか
置いていないそうです。

この一万円選書、他の書店でもやってください
って、実際にやってるらしく、純粋にこの人
凄いなって思い、ちょっとウルっときました。
新刊だけを追うのではなく、過去作にも素晴ら
しい本がたくさんある と。まあ、本ってそう
いうもんなので、当たり前だが ちょっと刺さり
ましたね。
当然、お薦め本リストあり。うーん、その中に
既読はなかったが、中断中1冊、積読1冊。



<その他>
年末年始の休みになんとか小説を1冊読んで、
その後はノンフィクション。前回も書いたが、
今は ノンフィクションなら読める!
(まあ、厚くないやつを・・・)。
本関係の本を読んでて、読書とはなんぞや?
って考えちゃうんだけど、あまりそういうのは
好きではなく、単なる現実逃避の暇つぶし
・・・ぐらいなんだよなあ、すぐ忘れちゃうし。

コメント

ミートボウズ
2022年1月16日20:48

帯のネタバレフレーズは本当にどうにか出来んもんですかねぇ~?
その一言で、本を購入するかどうか迷っている人間には「この本って、こんな感じの本なのね~ちょっと気になる~」とかってんで、購買意欲をそそるんでしょうけど。最近本の購入がAmazonや楽天になったので、自宅届いて本を開けてみてみると、まず最初に視界に飛び込んでくるのが“ネタバレフレーズ”ってことが多くなってきてて、やられた感をちょくちょく感じてますねw

クソジジイ
2022年1月18日7:24

確かに書店で手に取ってもらえるかどうかのためと
分かってはいるけど、困ったもんすね。
通販の本は帯無しを選べるとかするといいのかも
しれないけど、Amazon従業員の負担が増えるだけか?
まあ、ネタバレフレーズに、センスを求めたい!
というところでしょーかね。
箱開けて、うはぁ〜っ てなってるミートにゃんの姿が
目に浮かびましたよ。

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