2021/7/24 タイランド非常事態宣言中(読書編)
コロナ感染拡大というより感染爆発
状態か? 夜間外出禁止。
モール系レストラン、ゴルフ場、
マッサージ等々 もろもろ閉鎖。
食品スーパー、コンビニは、なん
とか開いている状態。
会社も18:30には帰宅命令が出て
いるので、なんとか本読む時間が
出来た次第。


・三体Ⅲ 死神永生(上)/劉慈欣
・三体Ⅲ 死神永生(下)/劉慈欣

日本語版は? 文化大革命(ちょっと過去)から
始まり、(序盤の)強烈な科学的縛りがある設定で
リアル感がありながら、次の展開を予想するのが
無駄なくらいの想像を絶するストーリーでした。

まあ、SFの入口にも立ってないし、あまり考えず
に読んでる凡人には、ただただ圧倒されっぱなし
で、面白かったし楽しかったが、そういうのを
越えた、なんというか、(オブラートに包んで
言うと)鉄拳とかの格ゲーで浮かされてそのまま
コンボ?決められて負けちゃった というような
気分になった(なんのこっちゃ)。

結構丁寧な文章だし、虚実入り混じってるとは
思うが(SF)科学用語?で外側固めてたり、翻訳も
進化(進歩)したのかな?とか、違和感なく分かり
易い部類と思ったが、当然読み流したところも
あり。
著者の宇宙に対する解釈には、SF的に感動した。
まあ、ネタバレされる前に読めたので、大満足。

**********************

以下蛇足。

・文化大革命
まあ、文化大革命と天安門事件がごっちゃになっ
てるような人間なので、ちゃんと じゃないか、
少し 調べてから読みました。
(ゴルゴ13とか勇午とか読んだときに調べとけよ
って気がしたが・・・)。

・軌道エレベーター
という言葉がなんとなく好きで、出てくると嬉し
いもんですね。軌道エレベーターと言えばアニメ
だとオーガス、マンガだと銃夢やバイオメガか、
現実に作れそうだとかニュースでたまに聞くけど
自分の生きているうちにはないでしょうね~

・ハッブル宇宙望遠鏡
とは何か? この前読んだ本に書いてあったので、
おー繋がった、感が。
作中のハッブル宇宙望遠鏡のくだりは、大爆笑
ものでした。

・11次元
「11次元ある(と考えられている?)」、と言われ
てもどういうことなのか想像もできないが、
ちょっと調べてみたが、結局 分かりません。
でも実は・・・

・銀河英雄伝説とファウンデーション
作中でちょびっと出てきますが、これは著者の
SF愛ですね!
ファウンデーション(アシモフ)は残念ながら
読んでないので、”そのうち”リストに入れて
おこうと思った次第。

・解説と訳者あとがき
先に読んではいけません。ネタバレの宝庫。
読後に読んでもいけませんレベル。
特にⅢの訳者あとがき、それ、読んだ人同士が
語り合いたいこと 書いちゃいかんだろーと。
まあ、訳者のテンションMAXだったのかな?
Ⅲの中国での発刊が2010年、英訳2016年、
邦訳が2021年、このギャップ事情を語って欲し
かった。ドロドロした話でもいいし、国際情勢?
出版界の闇?の話でもいいし、ってそれは触れ
ない方がいいのか?
なので、「三体」ついに完結 って書いてあって
も白けてしまう。「三体」完結編ついに邦訳!
って書いてほしい(どうでもいいか?)。
まあでも、訳者さん達には感謝感謝です!

・3つの謎
違和感というか、読後3つほど分からなかった
ことが。なぜ、XXがXXを助けなかったのか?
というのが2つ。
Ⅱのサブタイトルが「暗黒森林」ではなく なぜ
「黒暗森林」なのか?
さて、書評でも漁ってみますか・・・

コメント

ミートボウズ
2021年7月24日21:44

池上彰さんの本読んでても、この『三体』が絶賛されてて気にはなってはいるけど、すごい物量といつも読んでる別ジャンルで躊躇している今日このごろです。
※ちなみに中国を知る上で非常に有用な本という位置付けでした。
それにしても原著出版の11年後に邦訳出版ですかぁ〜SF小説の訳者ってとんでもない作業何でしょうね。
お互い、よい読書生活を〜♪♪

クソジジイ
2021年7月24日23:19

ミートにゃん、本読みすぎ〜ってくらい読んどるね。
うらやましい。
まあ、コロナで外出れないから、読書は進むよね。
読書ライフ万歳!

M中
2021年9月1日23:35

>黒暗森林
 劉慈欣の中国版原著が「黑暗森林」だったので、同じ漢字圏国家としてリスペクトしたってことじゃないでしょうか。
 twitterで『三体』訳者の大森先生が「本文で黒暗、暗黒どっちも使ってた気がする!済まん!」って前に言ってました。

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