タイに来て年末年始で今まで最長の9連休。
まあ、ゴルフ三昧ですが、一息ついたので。

・暴虎の牙/柚月裕子
映画「孤狼の血」(2018年)を観たとき、映画館で
友人に笑い過ぎって言われるくらいに面白かった
ので、原作読んでみて 「孤狼の血」3部作の最後
「暴虎の牙」をやっと読んだ次第。
まあ、映画がディフォルメしすぎというか過激
すぎというか、原作は大人し目というか、悪くは
ないのだが、やはり映画が凄すぎた気がする。
当巻は、大上(1作目で死んでます)パートと日岡
パートで分かれているが、主役は愚連隊の”虎”
なので、うーん、なんか昭和という時代は終わっ
たんだという話なのか?
2作目「狂犬の眼」もだったが、刑事とヤクザの
なさそうでありそうな感じ?ありそうでなさそう
な感じ? の話で、当巻は特に交差しそうで交差
しない、リアリティがあるストーリーなのかな
とか、なんか高村薫を思い出した。

・盤上の向日葵/柚月裕子
なんかついでに買ってあった積読を解消。
将棋の話。当然、将棋に魅せられた人々の話だ
けど、救いのない話か・・・
これも、交差しそうで交差しないストーリー
なのかなあ。松本清張を読みたくなった。
将棋って”業”なんですかね?

・ババヤガの夜/大谷晶
これはガールズ小説なのか?
表紙絵・寺田克也なので、ついつい買ってしま
った。主人公がブザイクだけど喧嘩の強い女性
って引き込まれる設定で、つかみは夢枕獏の
小説みたいだったけど、もうちょい格闘シーンが
あったら良かったのに・・・と、ホントもう
ちょいね・・・映画化は無理やろって気はする
が、どうでしょ?
悪くはなかったです。
※主人公は、美形やかわいい設定である必要は
全くないんです!!!

・5人のジュンコ/真梨幸子
積読解消。久々の真梨幸子。
加害者になりそうで被害者になっちゃったり
のずらしていくストーリーは相変わらず秀逸。
まあ、特に真梨幸子を追っかけてないので、
でも怖いといえば、怖い話でした。
(人間が一番怖いっつーね)。

・出版禁止/長江俊和
積読解消。ルポ風の小説ですね。
うーん、期待の割には・・・という感じ。
6年間積読してたもの(カビ生えてるわっ)。


<おまけ>
一応 季刊?「怪と幽」で、「遠巷説百物語
(全6話)/京極夏彦」が完結。
タイに来てからvol.001~006まで買ってきて
もらったり、アマゾンで買ったりして、いや
ホント、タイで完結まで読むとは思ってなか
った。また当分、巷説百物語は書かれないん
だろーなーと寂しい気分です。
vol.007は、買うのかな・・・さて。
単行本でたら、また、感想など。


<岸辺露伴>
NHKの高橋一生=岸辺露伴。
100点ではないが、なかなか良かったですね。
3話目、まだ観てないが。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索